入院4日目
あんまり体調がよくならない。
むしろ悪くなってる気がする。
熱が上がったり、お腹に激痛が走ったりとかではないけれど、起き上がれない。
お腹は「ギュルルルルー」とずっといってるし、体がものすごくダルく感じる。
昨日からほぼ寝たきり状態。
そんな時に限って、お見舞い客がいらっしゃる。

確かにそうかもしれない。
わざわざ京都の病院に来てくれるだけでも、ありがたい話である。
お見舞いに行きたい!orお見舞いに行ったってる!
ただ本日は対照的な2組がお見舞いに来てくれたので紹介したい。
①幼稚園からの幼馴染の2人組
②前職の職場の同僚の方(1人)
CASE1:幼馴染の2人組
まずは来ていただいたのが、幼馴染の2人。
来る前から、LINEでの質問が多かった。
「どこの病院?」
「何号室?」
そして聞かれて一番困る質問
「なんか欲しいもんある?」
俺のブログ読んでないねんや・・・。
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幼馴染なので、ここは遠慮なく

とマジな感じで言ったにも関わらず
「いや、またまたー。」みたいな感じ。
そこから5万円くらいの商品から徐々に金額を落としていって、5000円くらいに達しても
「いや、またまたー。」
しか言わない20年来の友達。
こうなったら選択肢は3つだけである。
お菓子
本
なんかしらのカード(itunesやらamazonやら)
本は昨日買ってもらったし、なんかしらのカードはいらんし、全く食欲ないけれども

と答えた。
アンコ疑惑が勃発!?
買ってきてくれたのは、そばかさね。
丸太町かわみち屋の蕎麦ぼうろの生地にアンコを合わせた一品。
もちろん美味しいし、病院が丸太町やから近くにあったんかなーと思った。
しかし、気になる点が1つ。
2人のうちのもう1人がお見舞いの品として持ってきてくれたのは「生もみじ饅頭」
この友人は広島に単身赴任していて、前回会った時にも生もみじをお土産に持ってきてくれて私が絶賛していたことを覚えてくれてたんだろう。
広島からわざわざ買って持ってきてくれたのである。
ここで気になる点なのだが、2人は今日奈良から京都に一緒にきているはずだから、もう1人(そばかさねを買った人)は生もみじ饅頭は目撃しているはず!
もみじ饅頭の中身はアンコということは日本人なら知ってる事実!
むしろ私を合わせたこの3人は修学旅行で広島に行き、もみじ饅頭も食べてるから間違いない!
そして買ってきたのは、そばかさねというアンコの和菓子!
いや、そこは違う種類の和菓子の選択肢なかったんかーい!っとツッコミたくなったのは言うまでもない。
しかし、お見舞いに来て頂いているので我慢しなければならない。
体調は悪いが、子供の話とかも聞いてあげないといけない。
(あれ、もう俺が聞き役になってる・・・。)
なんて思うことは入院患者あるある。
そんな友達は、近況報告をしっかりできたのか満足そーに帰っていった。
CASE2:昔の同僚
前の職場の同僚の方は、前ぶれもなく午後6時過ぎに来院。
来るなり差し出してくれたのが、入院患者が喜ぶもの
平昌五輪にピッタリなテレビカード!そして一言。
「これやろ?一番欲しいやつ。」
おーブログ読んでるー!しかも午後6時は食事の時間だったので、ベットの机にはご飯が載っていたのを見て
「近く寄っただけやし、すぐ帰るから気にしやんといて食べてー。」
といって久々の再会にも関わらず、出会ってなかった日々の出来事を15分くらいに要約して話して、サーっと帰っていきました。
さすが京都生まれ京都育ちは粋やなーと感じました。
結局、お見舞いって患者側がすごい受け身の方やなーって改めて気づかされました。
そりゃあ来てもらうだけでも嬉しいですが、こっちは体調悪いし、絶不調やねんからお見舞いのときくらいは
「来ていただいて、ありがとうございます!」のスタンスより
「もうちょっと早くお見舞い来てもよかったんちゃうかな?」くらいのスタンスでもいいと思う。
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